2015年9月25日金曜日

[Excel VBA]テプラのSPC9 APIを使った、ラベル印刷についての注意点。

APIの使用方法に関しては、テプラの取説とかを読むとよく理解できるので、ここでは簡単に注意点について説明してみたい。


1.テプラ付属のソフトウェアSPC9のインストール

  ソフトウェアの動作環境とインストール方法は、取扱説明書に記載されているので詳細は
      省く。
  いちおうWindows8/7/Vista/XP で動作する。


2.ラベルデザイン

  SPC9でラベルのテンプレートを作成する。

  具体的な手順については、取扱説明書を参照。
  その際は、データをどう並べるのかを考える。
  テンプレート作成時はテストで文字列を入れるが、印刷物には影響しないので迷わず文字
       を入れ、印刷イメージをつかむ。


3.テンプレートを保存する。

  テープの幅とか用途などの情報を含めたファイル名にするといいかも。


4.サンプルツールを参考にツールを作りテストしてみる。

  サンプルツールである、「資産管理台帳.xls」を開き、VBEを起動するとサンプルのスク
       リプトが参照できる。
  セルの値の処理、CSVの作り方、印刷について特に参考になると思う。
  というか、そのためのサンプルっぽい。


5.SPC9にExcelファイルを連携したり、ツールのテストの際に気付いたこと。

 ・テプラには行という概念はあっても、改行という概念はない(っぽい)
  セル1個につき1行の値であれば、それをそのままテンプレートの1行に紐付するればいい
       ので気にしなくてもいいが、セルの値に改行が含まれていて、このセルの表現のままラベ
       ルにしたいときは、セル内の値の改行(vblf,vbcrlf)でsplitしてCSVにする。
       例:
       ■セルA1の値が以下だったとしたら。
          AAAA
          BBBB
          CCCC

      ■CSVはこうする。
         AAAA,BBBB,CCCC

   ・CSV生成と印刷は同期しない 3行の表があって、1行毎にCSV生成と印刷をループした
      とき印刷処理は時間がかかるので、3行目時に生成されたCSVを参照し、3行目だけが印
      刷される。
     よって、1~3行目分のCSVを生成したあとで、印刷関数を実行する。

     例:
    ■1234を3枚、5678を1枚のCSVならば以下の通り。
      1234
      1234
      1234
      5678

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