1.前提条件
・このメモに記載した情報はWindows上で確認したものである。
・Oracle9iがインストールされているサーバに、Oracle10gを追加でインストールする。
・Oracle9iとOracle10gのインストールディレクトリは違うものとする。
2.共存の方法
Oracle10gをインストールし再起動後、imp、exp、sqlplusなどを実行すると、バージョン10のものが起動し、9iのDBに接続したいが、エラーとなる現象が発生する。
これは環境変数pathにインストール時に追加した、10gのパスが優先となるためである。
これを回避する方法としては、DBへ接続するときに使用する環境変数をスイッチする方法をとる。
(1)10gインストール時、使用するTCPポート番号を、9iと違うものにする
(2)環境変数の設定を追加
以下のような環境変数を追加する。
※値は例である。
変数名:ora10gbin
値:C:\oracle\app\product\bin
変数名:ora9bin
値:d:\oracle\9.2.0\product\bin
(3)10gのDBにSQLPLUSで接続したいときのコマンド
%ora10gbin%\sqlplus username/password
(4)9iのDBにSQLPLUSで接続したいときのコマンド
%ora9ibin%\sqlplus username/password
imp、expコマンドのときも同様。